「最近、デスクワークやスマホの使いすぎで、肩こりや腰の重さが取れない…」 「整体や骨盤矯正、鍼灸を受けても、すぐに痛みが戻ってしまう…」

もしあなたがそんなお悩みを抱えているなら、その原因は「呼吸の浅さ」にあるかもしれません。

実は、姿勢不良や繰り返す痛みには、呼吸のパターンが深く関わっています。

多くの人が無意識に行っている「浅い胸式呼吸」は、本来使われるべき横隔膜や肋間筋が十分に働かなくなる原因となります。

その結果、体は呼吸を補うために、以下のような「代償動作」を引き起こします。

• 肩こり: 首や肩の筋肉（僧帽筋、斜角筋）を過剰に使って無理に胸郭を引き上げるため、慢性的な肩こりや首の痛みに繋がります。
• 腰痛: 胸郭が硬くなると、その下の腰椎（特に下部胸椎）が過剰に反ることで、腰痛や骨盤の不安定性を引き起こします。

このように、浅い呼吸と姿勢不良は、お互いに悪循環を作り出してしまうのです。

当院では、ただ痛い部分を揉むだけの施術は行いません。呼吸という生命活動の土台から整えることで、肩こりや腰痛の根本改善を目指します。

胸椎や肋骨の可動性を引き出し、硬くなった肋間筋を解放します。 これにより、横隔膜がスムーズに動き、正しい呼吸ができる土台を整えます。

呼吸は、仙骨や骨盤底筋群と連動しています。仙骨の動きを整えることで、呼吸と骨盤の安定性を同時に改善します。

斜角筋や横隔膜、背骨周りの多裂筋に鍼を行い、自律神経の乱れを調整します。 これにより、呼吸が自然と深まり、体がリラックスする感覚を取り戻せます。

院内での施術効果を持続させるため、自宅でのセルフケアも大切です。 これは、呼吸の主導筋である横隔膜と腹横筋を再教育する、非常に効果的な方法です。

＜セルフケアの手順＞

1. 椅子に座って姿勢を正します。
2. 鼻から3秒かけて息を吸い、口から6秒かけてゆっくり吐き出します。
3. 吐くときに、手で肋骨の下部を優しく押さえ、肋骨を内側に締めるように意識します。

「ただ施術を受ける」のではなく、「呼吸という自分の体を動かす基本」から見直すことで、痛みは劇的に変わります。

もしあなたが、本質的な改善を求めているなら、ぜひ一度当院にご相談ください。